Alteryxでフィールドの順番を変えずにクロスタブツールを使う
こんにちは、スズです。
Alteryx Designerのクロスタブツールでは、列ヘッダーの変更に設定したフィールドのデータが新しくフィールドに設定されます。この時、フィールドの順番はアルファベット順になります。
例えば、以下のようなデータでクロスタブツールを使ってみます。
クロスタブツールで列ヘッダーの変更に「Field Name」フィールドを設定した場合、以下のように左からアルファベット順にフィールドが表示されます。
元のデータのレコードの上からの順番でフィールドを並べたいという場合、一手間加えることで対応可能です。今回はその対応方法をご紹介します。
フィールドの順番を変えずにクロスタブツールを使う
環境
本エントリの執筆には以下の環境を使用しています。
- Windows 10 Pro
- Alteryx Designer 日本語版 2020.1.2.24185
ワークフローの概要
ワークフローの概要はこちら。
- レコードIDツールで順番を割り当てる
- クロスタブツールで横持ちに変換する
- 動的リネームツールでフィールド名を修正する
ワークフローの詳細
詳細を見ていきます。まずはレコードIDツールでレコードの上から順番に数字を割り振ります。
クロスタブツールでは、列ヘッダーの変更にはレコードIDツールで作成したフィールドを指定します。
クロスタブツールの処理後、フィールド名はレコードIDツールで割り当てた数字が入っています。
動的リネームツールでフィールド名を修正します。クロスタブツールからLの入力アンカーに接続し、レコードIDツールからRの入力アンカーに接続します。
動的リネームツールでの設定内容はこちら。
- 名前の変更モード: 右入力データの行からフィールド名を取得
- 列の古いフィールド名: レコードIDツールで作成したフィールド
- 列の新しいフィールド名: フィールド名に設定したい名前があるフィールド
動的リネームツールの出力を見ると、フィールド名が修正されています。また、元のデータのレコードの順番でフィールドが並んでいることも確認できました。
最後に
フィールドの順番を変えずにクロスタブツールを使う方法をご紹介しました。ワークフローを作成する際に参考にしていただければ幸いです。
サンプルワークフローのご案内
クラスメソッドでご契約のユーザー様向けに、当ブログでご紹介したワークフローを専用ポータルにて公開しております。当エントリでご紹介したワークフローも公開予定ですので、ご参考にしていただきますと幸いです。
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